「今月の映画」って言っても、
ただ今月見た映画のジャーナリストじゃない人間の見解をちょっと。
まずは、ソフィア・コッポラ監督
「マリー・アントワネット」
とても彼女らしい作品だと思いました。
庭園の木々の成長だったり、
子供の発育など
言葉ではなく、背景で表現していたのはとてもシンプル&スマート。
僕のお気に入りは、
ベッドに横たわり、上からのショット。
今までのソフィアの作品一貫してこのショットはある。
おそらくお気に入りで、それが彼女のインディビジュアリティ−になってます。
流石、お洒落。
そして、セックスレスの夫婦だったり、
夜遊び好きの嫁だったり、
不倫愛だったり、
歴史物だけでは小さいものにまとまりがちなのを
今現在の問題、話題も取り入れたあたり凄いって思えました。
もう1本は周防正行監督
「それでも僕はやってない」
僕のお気に入りは「シコ踏んじゃった」。
それを抜かすことは残念ながら.....。
それでも、誰が決めたか知らない様な、
果たしてそれが正解なのか分からない様な、
そんな決めごとをやらされていたり
繰り返させられていたりする、こんな世の中だから感じる葛藤が
この映画には組込まれている様に感じました。
正義に生きたいのに、
自分を守る為にその気持ちを押し殺して
そして罪の意識とともに生きていく、生きなければならない、
なんてくだらないんだろうって、
大人にはなりたくないって、
そう思うけど、そんな世界に生きているんですよね、僕たちも。
だから、満員電車では手を上に挙げて乗ろうって決めました、はい。
周防監督の個性と言えば、便所でこっそり話すシーンでは。
便所では、本心でますからね。
良いとこついています。
生きるって楽しくて、辛いものです。
でも、
映画って本当に良いものですね、
さようなら、さようなら、さようなら.........。
周防正行監督
「変態家族 兄貴の嫁さん」
小津安二郎監督へのオマージュ、コントリビュート、パロディーピンクロマン映画。
ソフィア・コッポラ監督
「Virgin Suicides」
映画の内容と同じくらい音楽は大事だと思います。今回のも良かったけど、これも良い。