2005年3月
ニューヨークのハドソンリバーの埠頭に。
2006年3月
カリフォルニア、サンタモニカ。
そして、2007年3月に東京、お台場に移築された、
移動式ミュージアム、ノマディック美術館。
ノマディック(nomadic)とは、日本語で遊牧を意味する。
その名の通り、世界を旅するこのエキシビション。

写真は、サンタモニカでのノマディック。
5,300平方メートルにも及ぶこの美術館は、
2.4 X 6メートルのレンタル・コンテナ、152個を使用し組み立てられている。
4段に積み上げられたコンテナの高さは10メートル。
日本人建築家、坂茂(ばん しげる)氏によって設計されている。
その目的は、カナダ人アーティスト、
Gregory Colbert(グレゴリー・コルベール)の「ashes and snow」。
始まったのは、2002年、イタリアのヴェネツィアから。
東京で4都市目になるこのエキシビションは、
コルベールが過去15年間に渡り、取り続けてきた写真や、映像、
また、妻にあてたと仮想された手紙調の小説から構成されている。
そして、今後もアップデイトを加えながら、
そして、この移動式美術館と共に進行して行く、
On-Goingプロジェクトなのである。
写真は、阿波和紙に特別な技法で現像され、
映像、音楽らとともに
自然界に人間が共有できるんだ,と教えてくれる。
その展示された空間は、
実際の生活に関連する、コンテナであり、
見る人間は、日々目にする様服を着た一般的な普通な人間。
しかし、作品は、像や猿たちと戯れる、自分たちの生活と真逆な世界。
そう言ったもの全てが重なった時、
このエキシビションは本当の目的を果たす様な気がする。
「合成でしょ!?」
「コンテナ、凄い迫力だね。どうやって積み上げたのかな??」
「凄い、像も人間も両方兄弟なのかなぁ??」
「この紙凄いね、和紙だぁ〜。」
「このショット、どうやって撮ったんだろう??」
アートを見て、色々なことを考える。
自分だけのストーリーをそこに作り上げる。
作品には移っていない、その少し左の光景を想像してみる。
動物たちの気持ちになってみる。
凄く楽しめる、僕の大好きな種類のエキシビションでした。
そして、またいつの日か、
この旅するエキシビションを見る日が来るのを
楽しみにしている。
僕も、旅に出たくなりました.....